意外と知らない障子の張り替え時期と張り替え手順
子どもの時に年末の大掃除に障子の張り替えを体験したことがある人も多いでしょう。
でもどれくらいのタイミングで張り替えをしたらいいのでしょうか?
ここでは、障子を張り替える時期と張り替えの方法をご紹介します。
障子の張り替え時期
障子の張り替え時期の基準は、障子が汚れたり破けたりした時です。
ただ、目に見えて穴が開いたりしない限り、張り替えのタイミングは分かりづらいものですよね。
でも実は、障子紙が破けていなくても外からの紫外線や湿気で劣化していることもあるのです。
目安としては5年くらいが交換の時期です。
5年を目安に年末の大掃除に合わせて行ってみても良いでしょう。
また、婚約、法事など冠婚葬祭で人が集まる時に合わせて障子を変えてもいいかもしれません。
障子の張り替え手順
のりで貼るタイプのものが一般的ですが、アイロンで貼るものやプラスチックの障子、コーティング紙などさまざまな種類があります。
ここではのりで貼るタイプの障子の張り替えを紹介します。
1.古い障子をはがす
まず障子をはがす前にホコリをはらいましょう。
裏から水をたっぷり湿らせた刷毛や霧吹きを使って水を含ませていきます。
障子紙をはがすための専用の「はがし剤」を使用しても良いでしょう。
3〜5分放置したら下からゆっくりと障子をはがしていきます。
障子をはがしたあと、残っている紙をスポンジでぬぐいます。
のり残りがあるところは割り箸でこすると桟を傷つけません。
2.障子を仮止めする
障子を平らなところに置き、障子の貼付ける位置を決め、セロテープで仮止めします。
障子は巻きグセがあるとはがれてしまうことがあります。
あらかじめ逆巻きをするなど巻きグセをとっておきましょう。
3.のりをつけていく
のりはチューブ入りののりが塗りやすいです。1〜2ミリ程度のりを出しながら塗っていきましょう。
刷毛で行う場合は、障子用ののりに水をまぜ桟につけていきます。
のりの付け忘れ、乾かないように気をつけながら塗っていきましょう。
そして障子紙を一気に貼付けます。その後、桟の部分を中心から外に向かって指でおさえていきます。
4.障子張りの仕上げ
障子紙専用の定規を使って、カッターで余分な紙を切って仕上げを行ってください。
のりが乾いたらピシッとした、気持ちのよい障子が完成しているはずです。
両面テープで貼付けるタイプ、アイロンを使うタイプなど使いやすいもので試してみるのも良いでしょう。
まとめ
気付いていなくても年が経つごとに障子も劣化しています。
一度ご自宅の障子をチェックしてみてください。もしかすると張り替えのタイミングは今かもしれませんよ。