洗剤・道具選びからプロのテクまで!トイレのこびりついた尿石落とし
トイレの内側の黄色い汚れ、硬くて落とすのがとても大変ですよね?あの黄色い汚れは尿石といって、付着した尿が乾いた汚れです。
・年々トイレの汚れがひどくなってきて、嫌なにおいがするようになった。
・トイレの内側のこびりつきがひどくて落とすことができない。いい方法はない?
などの悩みをお抱えの皆さんのために、今回の記事ではあの”黄色いこびりつき汚れ”の効果的な落とし方について詳しく説明していきます!
尿石とは?
尿石とは、人間の尿に含まれるカルシウムなどの成分が乾いて結晶化したものをいいます。便器の内側に黄色く固まっているものが尿石です。尿石は不快なにおいを発したり、雑菌の温床にもなりますし、放置し続けるとどんどん硬く層になって落とすのが難しくなりますので定期的にお掃除したい汚れです。
一般的な除去の仕方として、酸性洗剤をかけて尿石を分解し、スポンジでやトイレブラシなどでこすって取り除きます。
尿石の落とし方
尿石は酸性の水溶液に反応しますので、ご家庭にある酸性のもので除去することができます。洗剤ボトルの裏に成分表記があり、酸性、アルカリ性、中性などの性質が記載されていますので、酸性の洗剤を購入しましょう。
酸性洗剤を尿石にかけて、しばらく放置します。そのまま洗剤をかけると流れたり乾いたりしてしまい効果がなくなります。トイレットペーパーを尿石部分に被せて洗剤をかけてあげると洗剤が乾いてしまうのを防ぐことができますので活用してみてください。
5~10分程度放置すると尿石が柔らかくなりますので、スポンジで落としていきます。メラミンスポンジなどの柔らかいスポンジは尿石を削り落とす力が弱いので、硬めのスポンジを買いましょう。「キッチンの焦げ付き落とし」などの名目で売られている製品がおススメです。ただし、ステンレス製の製品は便器に傷をつけてしまいますので避けましょう。「スコッチブライト ヘアラインパッド」などの名目で売られているスポンジがおススメです。
酸性洗剤は塩素系の洗剤と反応すると有害な塩素ガスが発生してしまうので塩素系洗剤との併用は絶対にやめましょう。トイレ用の洗剤は皮膚に付着すると炎症を起こすことがありますので、必ずゴム手袋をしましょう。換気もじゅうぶんに行います。
まとめ
・尿石は尿に含まれるカルシウムなどが結晶化したもの
・強いニオイを放つ上、雑菌の温床になる
・尿石は酸と反応するので酸性洗剤でお掃除する
・トイレットペーパーを尿石に被せて洗剤をかけると長時間つけおきできる
・ゴム手袋着用。塩素洗剤と酸性洗剤は混ぜない。換気を十分に行う