プロ直伝!トイレのタンクの掃除方法
目につく場所はきれいにしていても、トイレのタンクのように普段目に見えない場所の掃除は疎かになってしまうことが多いものです。また、掃除の方法がよく分からないというのも手を付けにくい理由の一つでしょう。しかし、長い間放置してしまうとタンク内に汚れが溜まり、簡単には落ちなくなってしまいます。
では、トイレのタンクはどのようにきれいにすればよいのでしょうか?ここでは、トイレのタンクの掃除方法をご紹介します。
トイレのタンクはなぜ汚れるの?
トイレタンクの汚れは、主に水垢や黒カビ、水道水に含まれる鉄などの成分が付着し、錆びてしまうことで発生します。トイレタンク内に汚れが溜まっていると、臭いの原因や便器が汚れる原因になってしまうことも。また、タンクの中にあるゴムの栓に汚れが付着すると、トイレの水が流れっぱなしになるなどの故障を引き起こすこともあるため、掃除は必須であると言えます。
掃除は最低でも、3ヵ月から半年に一度くらいの頻度で行うようにしてください。便器に黒い線が出るようになったら、掃除をしなければならない合図といえるでしょう。
トイレのタンク清掃に必要な道具は?
まずは、トイレタンクの掃除するために必要な道具を揃えることから始めましょう。
・手袋
洗剤による肌荒れ対策のためにも、ゴム手袋を用意してください。トイレ掃除に使ったものを再度使いたくないという方は、使い捨て手袋を使うのがおすすめです。
・柄付きブラシやスポンジ
タンクの中はパイプや金具、その他の部品などがあるので、あまり大きいサイズのものは向いていません。ただし、柄は長いものの方が使いやすいでしょう。掃除の前に自宅のトイレのタンクを見て、どのくらいのサイズのブラシが必要かなどを確認するとよいでしょう。
・歯ブラシ
タンク内にある金具や部品など、細かいところを掃除するために使います。
・アルカリ洗剤
カビ取り剤汚れが落ちやすくなる強力な洗剤も売られていますが、部品を錆びつかせたり、腐食させてしまったりすることがあるため注意しましょう。また、カビ汚れが特に酷い場合はカビ取り剤を用意しておいてください。
トイレのタンクの掃除方法
それでは、トイレのタンクの掃除方法をご紹介します。
最初に、タンク内の水を張った状態のままで掃除できる範囲は、柄付きブラシで擦ります。
タンク内の水を抜き、空にします。
柄付きブラシにアルカリ洗剤をつけて、タンク内の壁面の汚れを落とします。
柄付きブラシで擦った後、スポンジで拭き取るようにするときれいになるでしょう。
パイプや「浮き」、金具類などの部品をスポンジや歯ブラシで擦ります。
汚れを落としたら、再度タンクに水を溜めてから、水抜きをします。
水を溜めて汚れていたら掃除をして、排水する、という工程を繰り返し、キレイになったら完了です。
黒カビなど頑固な汚れは、アルカリ洗剤をよく洗い流した後、カビ取り剤を塗布し、10分程時間を置いてから流すときれいになります。
また、トイレのタンクに入れるだけで掃除ができるトイレタンク用の洗剤なども販売されていますので、そういったものを利用するのもひとつの方法です。
しかし、細かい部分までキレイに汚れを落とすには、歯ブラシやスポンジで擦り洗いをする必要が出てくるでしょう。汚れをあまり長期間放置していると、落ちにくくなってしまうため、正しい方法で定期的に掃除をするようにしてください。