プロ直伝!トイレの便器掃除の手順
毎日使うトイレの便器は、家の中でも汚れやすい場所です。毎日掃除できれば良いのですが、わかっていても忙しくてなかなか実践できない方も多いでしょう。しかし、放っておくと黄ばみや黒ずみが定着してしまいます。
そこで今回は、汚れてしまった便器を効率的に掃除する方法を伝授しましょう。
トイレの便器に付着する汚れの種類
便器が汚れる主な原因は、小水による尿石や尿はね、水垢やカビ、埃などです。これらが複合し、黄ばみや黒ずみを作り出しています。
・黄ばみ
主に尿石がこびりつくことによって起こる汚れです。アンモニアを含んでいるため、放っておくと悪臭の原因にもなります。
・黒ずみ
水を流した跡に埃が吸着してできる水垢が原因です。最初は水分中のカルシウムが残るため白っぽく見えますが、だんだんと黒ずんできます。
・カビ
水を流した後に微生物が付着するとカビになります。黒っぽい点々が特徴です。便器内にたまっている水をなぞるように輪じみになる場合もあります。
・ピンク色の汚れ
バクテリアが汚れを栄養源とし、繁殖したものです。ぬめりを伴い、放っておくとどんどん広がってしまうため、早めに対処する必要があります。
トイレの便器掃除に必要な道具
便器内の洗浄に必要な道具は、トイレ用洗剤とブラシだけです。ブラシはヘッド部分が小さく、やや固めのタイプが適しています。また便座部分を拭く際には、キレイな雑巾やウェットティッシュなどを利用すると便利です。衛生面が気になる方はゴム手袋を用意してください。
トイレの便器掃除の方法と注意点
しつこい汚れには、トイレットペーパーを使った「湿布法」が有効です。下記の手順でトイレをキレイに掃除しましょう。
1.洗剤の上からトイレットペーパーを貼りつける
トイレ用洗剤を便器内に塗布します。特に汚れが気になる場所に集中的にかけましょう。その上から、トイレットペーパーを貼りつけ、そのまま10分ほど放置し、汚れに洗剤を浸透させます。
2.ブラシで汚れを取る
トイレットペーパーを水で流します。そして再度洗剤を塗布し、トイレブラシで汚れを擦り落としましょう。よく磨いたら水で洗い流します。
便器の見える部分だけでなく、便器のフチであるリム部の裏や、接合部分もしっかりと磨いてください。直接洗剤をかけるのが難しい部分にはブラシに洗剤を塗布し、磨くと良いでしょう。洗剤を使って繰り返し擦ることがポイント。
3.便座や周辺を拭き掃除
便器の内側が終わったら、便器周辺部分を濡れ雑巾やウェットティッシュなどで拭いていきます。便座カバーをしていない場合は、便座に肌が直接触れて皮脂がつくため、埃を吸着し黒ずみの原因となってしまいます。念入りに拭き取りしてください。その後、便器のフタ部分や外側、タンクや床、壁などを拭いて完了です。
まとめ
トイレは常に清潔にしておきたい場所のひとつ。汚れを溜めこむ前に掃除をする癖をつけましょう。軽い汚れであれば、短い時間で簡単にきれいにすることができます。もし汚れがなかなか落ちないようであればぜひおそうじ革命までご依頼ください!