共用部清掃について教えます|誰が費用を負担する?ペースは?解説します!
マンションの共用部の清掃は、どのように実施すべきなのでしょうか。
また、その費用は誰が負担するのが通例なのでしょうか。
今回の記事では、マンション共用部の清掃について、作業のペースは業者の選び方、共用部清掃の料金相場や、入居者orオーナーのどちらが清掃料金を負担するのかなどを、以下の見出しで解説しています。
共用部清掃の重要性
共用部清掃は、オーナーと入居者双方にとって多くのメリットがある重要な施策です。
この章では、マンションを管理・運営していく上で、共用部の清掃がいかに重要かを解説していきます。
マンションの印象向上と資産価値の維持
共用部はマンション全体の顔であり、清潔で整頓されているエントランスや廊下は、訪れる人や住民に強い印象を与えます。
美しい共用部は資産価値を高め、将来的な資産の売却や、新たな賃貸借契約においてもプラスの影響を与えます。
資産の価値を保つためには、定期的に共用部清掃を実施することがとても大切です。
長寿命化と修繕コストの削減
共用部の清掃は、設備の長寿命化にもつながります。
例えば、階段や廊下、エントランスなどが清潔に保たれていることで、これらの部分が劣化しにくくなり、修繕コストを削減できます。定期的な清掃は、建物全体の状態を維持し、オーナーの資産を守る役割を果たします。
入居者の満足度向上と住みやすさの確保
清潔で美しい共用部は、入居している人や、これから引っ越してくる人にとっても大きな魅力となります。快適な共同生活は入居者の満足度を向上させ、住み続ける意欲を高めます。共用部清掃と管理は、入居率の維持と改善に大きく影響を与えます。
共用部清掃=メンテナンス
共用部清掃は、契約や規約に基づく義務の一環です。
マンション管理費や共益費などを毎月入居者から徴収している場合、共用部清掃などのメンテナンス作業は、オーナーの責任のもと必ず実施しなければなりません。
共用部清掃はどれくらいのペースで実施すべき?
マンション共用部の清掃は、清掃作業の規模によって頻度を変えるのが理想的です。
この章では、共用部清掃のペースについて詳しく解説します。
毎日実施したい作業
エントランスのガラス清掃や、マンション廊下や階段の拭き・掃き掃除、ゴミ置き場周辺のお掃除は、毎日でも実施した方が良い作業です。
特に、人がよく歩くところ、触れるところはより念入りにお掃除しておきたいところ。
廊下の手すりやエレベーターのボタン、集合ポストなどはエタノールなどで拭き、廊下や階段は掃き掃除をした後、水で濡らしたモップで拭きましょう。
月1回〜3ヶ月に1回実施したい作業
ポリッシャーや高圧洗浄機を使った床面・壁面の粉塵落としは、月に1度から3ヶ月に1回くらいのペースで実施したい作業です。
幹線道路沿いの建物や、海が近い街にある建物の場合は、壁面や床面が汚れやすいので、月に1度はこうした作業を実施するのが推奨されます。
また、内廊下など床ワックスを塗ってある部分は、3ヶ月に1度程度は床面洗浄とワックス塗布を、数年に1度はワックス剥離を実施しましょう。
年に1度実施したい作業
駐輪場のルーフ清掃や、排水管の高圧洗浄、貯水槽の洗浄消毒作業などは、年に1回は必ず実施しておきたい作業です。
特に貯水槽は、水道法で年一度以上の水質調査と清掃が義務付けられていますので、実施漏れがないように気をつけましょう。
共用部清掃の業者の選び方と注意点
共用部は、日常的に行う簡単な清掃であれば、オーナーご自身がお掃除したり、アルバイトを雇って作業してもらうなどでも対応可能ですが、ポリッシャーや高圧洗浄機を使った本格的なお掃除の場合は、清掃業者を利用されることをおすすめします。
しかし、一口に清掃業者といってもさまざまな会社があり、会社によって作業内容やクオリティが全く違います。
例えば、テレビでCMをやっているような大手のハウスクリーニング社も共益部清掃サービスを提供していますし、逆に、ホームページやSNSすら存在しないような”街のお掃除屋さん”的な会社も存在します。
大手の会社は、世間的な認知度が高い分、作業クオリティも安定しており、補償も充実しています。しかし、その分コストが高い傾向にあります。
一方、町のお掃除屋さんは、コストが比較的安いことが多く、個人で動いているので融通が利く、などのメリットがあります。しかし、その分補償面やクオリティには不安があるところも多いです。
共益費などの予算と照らし合わせて、最適な業者を選ぶようにしましょう。
ある程度料金が安くて、作業クオリティや補償もしっかりしているような、コストパフォーマンスの良い清掃業者を選びたいなら、
・ホームページが存在し、定期的に更新されている
・損害賠償保険に加入している
・口コミサイトなどで評価が高い
・SNSなどで積極的に情報を発信している
こういった特徴のある会社がおすすめです。
共用部清掃の料金相場
共用部清掃を業者に依頼する場合、作業の内容によって料金が変わります。
また、建物の大きさによっても料金が変動します。
共用部清掃の作業別の料金相場(5階建て20世帯のマンション)は、以下のような感じです。
①日常清掃(掃き掃除や拭き掃除) …月4回 ¥15,000〜¥20,000
②定期清掃(ポリッシャー・高圧洗浄) …1回あたり ¥50,000〜¥70,000
③特殊清掃 …排水管高圧洗浄 1戸あたり¥3,000〜¥5,000 貯水槽洗浄 ¥30,000〜¥100,000
※上記の価格相場は2024年2月現在のものです。
共用部清掃の業者の選び方と注意点
マンションの共用部は特定の入居者の占有部分ではなく、そこで暮らす人全員が等しく利用する空間です。そのため、誰が共用部の清掃料金を負担するかで係争が起こりがちです。
最近では、こうしたトラブルを避けるために、共用部分のメンテナンス費用として、家賃とは別に共益費を徴収したり、賃貸借契約書に特約として共用部清掃についての記述を盛り込むところも増えているようです。
入居者が共益費を支払っている場合は、オーナーさんや不動産管理会社の責任で共用部清掃を実施する必要がありますが、共益費のない物件の場合はその義務はありません。その場合は、入居者の主導で共用部の清掃を実施する必要があります。
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共用部は、雨風にさらされ、人が土足で歩く場所ですので、お家の中に比べて圧倒的に汚れやすく、その分劣化するスピードも速いです。
建物をより長く美しく保つには、定期的な清掃メンテナンスが欠かせません。
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