壁紙のカビ取り方法|効果のある洗剤は?注意点は?解説します!
壁紙には、カビが発生することがあります。
特に、キッチンや洗面所、トイレなどの水回り周辺は、湿度が高いため壁紙がカビやすくなっています。
また、冬場は窓周辺に結露が発生するため、時期によっては窓周りも壁紙がカビやすくなります。
そんな壁紙に発生したカビは、どのようにお掃除するのが良いのでしょうか?
洗剤やスポンジは使って良いのでしょうか?
今回の記事では、壁紙に発生したカビを落とす方法や、お掃除の際に注意が必要な壁紙の材質について、以下の見出しで解説しています。
最近の住宅は壁紙がカビやすい!?
昔の住宅は、ドアやサッシなどの機密性が低く、室内に隙間風がたくさん入ってくる構造になっていました。
今ほどエアコンが普及していなかったこともあり、夏は涼しい風を通すため、冬はストーブなどによる一酸化炭素中毒を防ぐため、風が通りやすい構造にしてあったといわれています。
そんな昔の住宅は、気密性が低く風通しがよかったため、カビが生えるリスクが今の住宅ほど高くありませんでした。
一方、最近の住宅は、なかなか熱が逃げにくい構造になっています。
気密性が高い住宅は、冬は暖かく、夏は冷房を使えば涼しくなる、とても快適なつくりになっています。
反面、気密性の高い住宅は、熱が維持しやすく、空調の効率が良い反面、風通しが悪く空気がこもりやすいというデメリットもあります。
そのため、最近の住宅は湿度が高くなりがちで、昔の建物に比べて壁紙がカビやすいといわれています。
壁紙に生えたカビを取る方法
壁紙にカビが生えてしまったら、どのように対処するのが正解なのでしょうか?
この章では、壁紙に生えてしまったカビの掃除方法について詳しく解説していきます。
壁紙のカビ取り術①軽い汚れはアルコール+拭き掃除でOK!
発生したての比較的軽いカビ汚れであれば、拭き掃除をするだけでキレイになります。
水で濡らした雑巾をよく絞り、カビ汚れを擦り拭きしましょう。
ビニールクロスなどの凹凸に入り込んだカビは、ブラシを併用して擦りましょう。
お掃除したら、最後にアルコール除菌スプレーをかけて拭き取ります。
しっかり除菌することで、カビが再度繁殖するのを防ぐことができます。
壁紙のカビ取り術②落ちない汚れは重曹スプレー+激落くん
拭き掃除だけでは落ちないような、中程度のカビ汚れの場合は、重曹スプレーを使いましょう。
重曹に含まれるアルカリ成分が、カビと反応し中和することで、汚れが分解されキレイになります。
500mlの水に対してスプーン1〜2杯の重曹を溶かした水を、スプレーボトルに入れて使いましょう。
スプレーを汚れに噴射したら、激落ちくんなどのメラミンスポンジで擦って汚れを落とします。
最後に、アルコールスプレーで除菌+乾拭きをして終了です。
壁紙のカビ取り術③それでも落ちない汚れはハイターで除菌&漂白
重曹などの洗剤を使ってもキレイにならないほど頑固なカビは、塩素を使って除菌する必要があります。
塩素には強い殺菌成分があり、カビをはじめ、あらゆる微生物の除菌に効果があります。
また、塩素には漂白作用もあるため、カビが残したシミなどの色を抜くのにも効果があります。
ハイターを除菌用の希釈率に薄めたものに雑巾を浸し、汚れを拭いて洗剤水を馴染ませます。
一通り拭き掃除したら、そのまま5分ほど放置しましょう。
塩素が浸透してカビが漂白・除菌されます。
最後に、真水に浸した雑巾ですすぎ拭きをし、乾いた雑巾で乾拭きをして終了です。
塩素は人やペットの体に害が出る場合がありますので、念入りに除去するようにしましょう。
注意!壁紙によってはカビ取りができない場合も
壁紙は、材質によっては洗剤でのお掃除や、スポンジを使って擦ることができないものもあります。
この章では、カビ取りをすると壁紙を傷つけてしまう恐れのある壁紙の材質について解説します。
洗剤を使えない壁紙:紙製
パルプを原料にした洋風の壁紙や、コウゾやミツマタが使われている和風の壁紙など、紙製のクロスは、洗剤を使うとシミになったり、破れてしまう恐れがあるので、拭き掃除などはしないようにしましょう。
洗剤を使えない壁紙:布製
サテンや綾織などの織物を使った布製の壁紙や、フェルトなどの不織布のクロスも、シミになったり、色が抜けてしまうことがありますので、洗剤を使っての拭き掃除は避けましょう。
素材によっては水拭きであればお掃除できるものもありますが、布クロスは水をよく吸うので、掃除後はしっかり乾燥させるようにしてください。
お掃除できない壁紙:破損や劣化が激しい壁紙
破れ目があったり、日光などで劣化してしまった壁紙は、お掃除をすると破損した箇所が広がる恐れがありますので、基本的にはお掃除することはできません。
どうしてもお掃除したい場合は、掃除機でホコリを吸うだけにしておくなど、壁紙を傷めないように最低限に留めておくようにしましょう。
番外編:部分的に壁紙を張り替えるのも一つの手!
カビ汚れが手のひらサイズくらいであれば、その部分の壁紙を部分的に張り替えてしまうのも一つの手です。
ホームセンターでは、壁紙の部分リペア用の商品が売られており、そちらを活用したDIY補修も最近人気になっています。
まず、元の壁紙と同じか、近い風合いの壁紙を用意しましょう。
壁紙は、家具量販店やホームセンターなどにも売られています。
壁紙と一緒に、壁紙リペアセットも買っておきましょう。
壁紙補修は、まず、汚れている部分の壁紙を、定規とカッターを使ってカットします。
力を入れてカットすると、石膏ボードに傷が入ってしまう恐れがありますので、慎重に切るようにしましょう。
汚れに対して、少し大きめに、正方形に切るのがコツです。
カットが終わったら、その部分の壁紙を剥がします。
下地に壁紙が残っていると、補修した後にデコボコになってしまうことがありますので、カッターやヘラを使ってしっかり取り除くようにしましょう。
次に、壁紙を剥がした部分に接着剤を塗ります。
ヘラを使って均一に塗りましょう。
壁紙の端に接着剤の塗り漏れがあると、時間の経過とともにめくれてしまいますので、しっかり漏れが内容に塗ってください。
接着剤の上から、新たな壁紙を貼ります。
貼った壁紙の上を、ヘラを使って、中心から外に向かって撫で、圧着します。
最後に、はみ出している部分の壁紙を、定規とカッターを使って切り取って終了です。
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