トイレ掃除の頻度解説！汚れがちな箇所とお掃除方法をプロが指南

トイレは毎日使用する場所。お家の中で最も汚れが溜まりやすい場所と言っても過言ではありません。

とはいえ、忙しかったり、時間がなかったりすると、なかなか頻繁にはお手入れできないものですよね。

トイレはどれくらいの頻度でお掃除するべきなのでしょうか？

今回の記事では、トイレ掃除の頻度や、トイレ掃除の際に忘れがちな箇所などについて、以下の見出しで解説しています。

トイレ掃除の頻度について：1ヶ月で何度掃除するのが理想？

【一人暮らしの場合】

一人暮らしの場合、トイレの使用頻度が比較的低い傾向があります。そのため、一般的なケースでは1週間に1回程度のトイレ掃除が理想とされています。ただし、使用頻度が多い場合やトイレの汚れが目立つ場合は、頻度を増やす必要があります。また、トイレのサイズや形状によっても頻度は変わるため、自身の環境に合わせて柔軟に対応しましょう。

【二人以上で暮らしている家の場合】

2名以上の複数人で暮らしているお家の場合は、単純計算でその人数分トイレの使用頻度が増えます。それに比例してトイレも汚れやすくなりますので、一週間に一度以上はお掃除をしたほうが良いでしょう。

二人暮らしの場合は週に2回、3名以上の家族で暮らしている場合は週に3回〜毎日1回、といった具合にお掃除の頻度を変えましょう。

トイレが汚いとさまざまな伝染病のリスクがありますので、小さなお子様や体の弱いご家族がいる家庭では、特に念入りなお手入れが必要です。

トイレは不潔になりやすい場所！毎日でもお掃除した方がいい箇所とは？

週に1度以上のお掃除が必要なトイレですが、定期的なお掃除以外にも、汚れやすい箇所は毎日簡単なお手入れをされることがおすすめです。

①便座と便器

トイレの便座と便器は、毎日の使用で最も汚れやすい箇所です。便座の表面は手や体と直接触れるため、細菌や汚れが付着しやすくなっています。毎日のトイレ掃除では、便座と便器を洗浄することが重要です。市販されている流せるタイプの便器・便座クリーナーなどで拭き掃除しましょう。

②便座の周辺とフチ

便座の周辺やフチは、汚れやカビの発生が多い箇所です。便座のフチには、細かい汚れや雑菌がたまりやすくなっています。毎日のお掃除では、便座の周辺にも注意を払いましょう。拭き掃除や専用のクリーナーを使って、清潔さを保ちます。また、便座は取り外すこともできますので、たまには便座を外してその下を拭きましょう。

③トイレットペーパーホルダー

トイレットペーパーホルダーは、頻繁に触れる場所ですが、掃除を忘れがちな箇所でもあります。毎日の掃除では、トイレ用の拭き掃除クリーナーなどでペーパーホルダーを拭いて清潔さを保ちましょう。

④換気扇

トイレの換気扇は、通気性を保つためにも重要な要素です。換気扇が汚れていると、トイレの空気がうまく外に逃げなくなり、嫌な臭いがこもるようになります。毎日の掃除では、換気扇フィルターの詰まりをチェックし、必要に応じて清掃やフィルター交換を行いましょう。

トイレ掃除で忘れがちな箇所と効果的な手入れ方法

トイレには、汚れやすいのに意外と見落としがちな箇所が結構あります。

この項では、トイレ掃除で忘れがちな箇所と、効果的にお掃除する方法についてみていきましょう。

①便座の裏側

トイレの便座の裏側は、汚れがたまりやすいけど忘れがちな箇所です。便座の裏側には尿や便の飛び散りが付着し、細菌や臭いの原因になります。定期的に便座を外して裏側を洗浄しましょう。中性洗剤を使用し、スポンジやブラシで汚れをしっかりと落とします。水洗いができない場所なので、お掃除の後はしっかり乾拭きをして洗剤と汚れを取り除きます。

②便器の水流穴

トイレの便器には、水流が出るための小さな穴があります。これは水の効果的な流れを確保するための重要な部分ですが、覗き込まないと見えないため、忘れがちな掃除箇所でもあります。水流穴が詰まると水の流れが悪くなり、便器の汚れが残りやすくなります。定期的に穴を確認し、ブラシやピンなどを使って詰まりを取り除きます。

③タンク内部

トイレのタンク内部は、水が貯まる場所であり、細菌やカビの発生源となることがあります。しかし、多くの人がタンク内部の掃除を忘れがちです。タンク内部の掃除は、定期的に行うことが重要です。タンク内部の蓋を外し、専用の洗浄剤を投入してタンクを洗浄します。タンクの洗浄剤は設置型のものもあり、水を流して排水すると、便器の内側も汚れにくくなるというメリットがあります。

④排水管

トイレの排水管も掃除が必要な箇所ですが、忘れがちなことが多いです。排水管はつまりや臭いの原因になることがあります。定期的にワイヤーやパイプクリーナーを使用して排水管を清掃します。

⑤ウォシュレット

ウォシュレットノズルも、普段のお掃除ではほとんど手をつけないという方が多いのではないでしょうか？ウォシュレットは、人のお尻に直接水をかける機械ですから、しっかりキレイにしておきたいものです。ウォシュレットノズルは手で直接引き出せたり、リモコン操作で引き出すことができますので、洗剤とスポンジで丁寧に洗いましょう。ただし、ウォシュレットノズルは細くて破損しやすいので、慎重に作業するようにしましょう。

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