ペットがつけた臭いや傷はハウスクリーニングなど使い自分でどうにかできるのか!?
ペットはあなたにとって大切な家族ですよね。だからといって賃貸などお部屋を借りている場合、ペット可のマンションに住んでいても気になるものです。特にペットを飼っていない人からすればその臭いはとても鼻についてしまい不快感の原因にも。ペットにまつわるトラブルはあなたが思っている以上にたくさんあるのです。一番良くないとされているのは大家さんに内緒でペットを飼っている場合です。特にこれから引っ越しを予定している人は、どうしたらペットの臭いを軽減することは出来るのでしょうか。
とても消えにくい「ペット」の匂い
ペットの匂いはプロのお掃除業者でも消すのが難しいと言われています。特におしっこや糞などの排泄物の臭いはフローリングや畳に染み付いてしまい、もとから交換しないと改善することが出来ない場合も。そうなるととても厄介です。
一度でも間違えてフローリングや畳にトイレをしてしまった場合、きちんと落としたつもりでも臭いはとれません。また、トイレできちんと出来ていても、足におしっこの臭いをつけたまま歩いてしまい、その臭いが取れない場合もあります。
他にも、「ペット」でとくに犬や猫には体臭があります。一緒に過ごしていて匂いを感じることはないかもしれませんが、よく寝転がっているところはやっぱり臭いがついている場合が多いのです。「ペット」がよく寝ている場所で低い位置に顔を置いてみると臭いがあるかどうか確認してみるとわかると思います。
よく勘違いしている人がいるのですが、ペット可という物件は「ペットを飼っているのだから臭いがついて当たり前」ということではありません。「ペット可なので、ペットを飼った場合は原状回復にはそれなりに費用がかかりますよ」という物件であることを覚えておいてくださいね。
「ペット」の臭いを解決させる方法は?
「ペット」の臭いを解決させる方法を探しているなら、まずはペットショップに聞くのが一番です。その道のプロの人ならその「ペット」ごとの臭いの対処方法を知っている場合がほとんどです。市販で販売されているものは3つのタイプに分類されます。
1.臭いの元から除去するタイプ
2.臭いのみ除去するタイプ
3.他の臭いでごまかすタイプ
一番おすすめなのは臭いの元から除去するタイプで、この中では一番お値段が高いものです。一般的に販売されている人間用の匂い消しはほとんど効果がありません。臭いの度合いによっては、スプレーでもだいぶ軽減されたと感じる人もいるようですのでおすすめです。
日頃から出来る「ペット」の臭い対策とは?
他にも、日頃から臭いがつかないように工夫することも大切です。
1.換気が必要
日頃から「ペット」がよくいるところは、拭き掃除や風通しを良くして臭いがこもるのを防ぐようにしてください。窓をあけていれば人が来ても気にならないぐらい臭いは軽減されます。
2.消臭剤
消臭剤は定期的に交換して切らさないようにする、あまりに香りが強いものを使うとマーキングをしてしまう場合があるので、無香料のものがおすすめです。
3.シャンプー
犬や猫なら定期的にシャンプーして体臭がしないような工夫をする、1週間に1度がおすすめです。1ヶ月に1回だとどうしても臭ってしまいます。また正しいシャンプーの仕方によっても変わりますのでやり方が心配な人は一度ペットショップで相談してみるといいと思います。
4.トイレ場
トイレの処理はすぐ行い、そのままにしないこと。アンモニア臭は時間が経てば経つほど臭くなります。
どうにもならない「ペット」の臭いはプロにおまかせ
こういった毎日の工夫が「ペット」の臭いを軽減することに繋がります。とはいってももう「ペット」も長いこと飼っているし今更臭いなんて消えない…と思っている人は、おもいきってハウスクリーニングにお願いする方法もあります。
お部屋の中にある布製品は洗えばある程度臭いを取ることは出来ると思います。でも根本からの解決にもなりませんし、完全に消臭するのであればハウスクリーニングが一番です。部屋全体に特殊な薬剤をまいて臭いを中和していきます。その会社によってもことなりますが、人間にも「ペット」にも無害なものを使いますので安心してくださいね。一度お願いしただけでも臭いの違いにびっくりすると思います。
引っ越しに関わらず、1年に1度利用し、ハウスクリーニングをしておけば、臭いがそこまで気になることはないでしょう。
誰の家でも臭いはあるもので、人間は慣れてしまう生き物ですのでどうしても鈍感になってしまいます。誰か友人が遊びに来た時に、「この家臭うな…」なんて思われたくないですし、定期的にルームクリーニングを取り入れて「ペット」がいても臭いが気にならないように工夫しましょう。いつお客さんがきてもいいような状態にしておきましょうね。「ペット」にも負担をかけずに行うことが出来るルームクリーニングはたくさんありますので、気になる方はお気軽にお問い合わせしてみてくださいね。
ペットと一緒に住んでいるとどうしてもありがちなことですが、ペットによるお部屋の内装、壁や畳などの傷に悩んでいませんか。特にペット可マンションに住んでいたけど、犬や猫がつけてしまった傷がひどい場合どのような対策を練ればいいのでしょうか。ペットの傷についてインターネットで調べたら、高額な「原状回復費用」がかかったという声も。実際のところ、ペットによる汚れや傷は借り主が全額負担しているのでしょうか。
まず、覚えておいて欲しいことは「原状回復」の定義についてです。
「通常の使用方法をはるかに超える酷い使い方」によって、部屋に傷や汚れなどを付けてしまった場合のリフォーム修復費用のことを「原状回復」といいます。その為、借り主が退去するからといって新品同様にしないといけないわけではありません。
「原状回復」の、この定義を踏まえた上でそれぞれ詳しくみていきましょう。
引越し時に気を付けたいペットにまつわる修繕費用とは?
お部屋を借りる時にペット可のマンションを借りていても「原状回復」は必ず必要になります。ペットによって付けてしまう傷の種類は様々ですが、ペットが付けてしまった引っかき傷や、排泄物に関する汚れなどが考えられます。借りた人が故意や過失、通常の使用方法を超える使用で傷や汚れとなり修繕費用を負担すると定められているものは、具体的に以下のようなものが挙げられます。
1.クロス、カーペットに付いたペットの尿や嘔吐物によるシミ
2. 壁、クロス、カーペット、フローリングに付いたペットの引っ掻き傷
3. ペットのケージを置くことによって、床、壁に付いた傷
4. キャットタワーを取り付けることによってできた天井、床、壁に付いた傷
と具体的に明記されています。
犬や猫を飼っていた場合、どうしてもこういった傷は免れることが出来ません。
退去時に掃除はしますが、どうしても落としきれなかったペットに纏わる汚れや傷などはほぼ負担するものとして検討した方がいいでしょう。
ペットに関する原状回復として責任を負う範囲は?
ペットが付けてしまった傷に関しては負担しないといけないと伝えましたが、あくまでも借り主が負担する範囲も、修復に必要な最小の施工範囲までとされています。フローリングなども1㎡単位で交換します。ただし、壁紙など一部分だけ張り替えると逆に目立ってしまい色の差が出てしまう場合は一面張り替える場合もありますが、あくまでも借り主が負担をするのは一面ではなく最小の施工範囲のみの負担で問題ありません。
逆に一面の請求をされた場合、そのまま支払うのではなく、一度相談し話し合った上で不当な金額であることを話し合った方がいいと思います。
ペットに関する原状回復で不当な金額を請求されたら…?
今の法律では、出来るだけ借り主に不利になるような形にはなっていませんが、
不動産会社から原状回復に関して不当な請求をされたと話す人もいます。
借り主が負担すべきものではないものも請求された時は、注意することが必要です。
いくら契約書に書いて有ることでも、借り主が一方的に不利な条項は無効と判断されることもあるので、消費者センター等に相談してしっかりと話し合いの場を設けてみてもいいと思います。
ペットと快適な生活を送るために「ハウスクリーニング」を利用しよう
ペットを買っている借り主さんからすると大切な家族でも、周りの人からすればペットはあくまでも嫌な臭いや傷をつけるというイメージしかない人もいるのです。どうしてもこの考えの相違を正すのは難しいのですが、退去の時に慌てることがないように、日頃からペットがいても快適な生活をすることも大切です。ペットがいるとどうしてもお掃除が大変だなと感じることはありませんか。
排泄物や抜け毛などの汚れ、ペットがつけてしまった傷など、仕事が忙しく徹底的なお掃除が大変な場合、「ハウスクリーニング」に頼る方法をおすすめします。汚れが溜まる前に、「ハウスクリーニング」の定期的な清掃で酷い状態になるのを防ぐことも出来ます。ほっておくと落ちなくなってしまうペットの排泄物による汚れも、そのままにしていると退去時に余計なお金がかかってしまうので、出来るなら早めに解決しておくことが大切です。
ペットに関する汚れや傷のトラブルはつきません。だからこそ、決してそのまま放置しないでその場その場で解決しておくようにしましょう。特にペットによる壁の傷や、排泄物による壁や畳の汚れなど、こんなに高い請求が来るのは不当だという借り主さんもいるのですが、本当に不当かどうか考えてみてください。貸主からすれば、ペットが嫌だなと感じる人もいるのです。一番良くないのはペット不可のマンションで飼ってしまうこと。そうなると高いお金を請求されても文句はいえません。定期的な「ハウスクリーニング」でペットがいても快適な生活が出来るように工夫することが大切です。
まとめ
特に賃貸物件などでペットを飼うときは、事前準備が必要ですね。トイレの場所や爪とぎの場所をしつけ、換気しやすい家具配置にすることなど、やることは色々あります。
注意すべき点は、床と扉や枠です。ペットの尿で変色したり、傷をつけたりすると、簡単な保守ではカバーできない場合がほとんどです。改修工事は大掛かりになり、当然お金の負担も大きくなります。
ただ、ペットを飼っているお家でも、全く臭いや傷、シミが無いところも沢山あります。
ペットを飼うということを簡単に考えず、事前準備と日頃のお掃除をしっかりやれば快適にペットと共存できるということです。