【掃除は流れ】掃除が苦手!という人も読めば掃除ができるようになる!|トイレ掃除編
こんばんは!KIREI produce広報部です。
12月も間もなく半分が過ぎようとしており、2021年も年末大掃除シーズンが本格的にスタートいたしました。
ありがたいことに、今年もたくさんのお客様からおそうじ革命へ、連日ご依頼をいただいております。
年末大掃除といいますと、どうしても大がかりなお掃除を想像してしまいがちで、いざ取り組もうと思うとなかなか億劫なものです。
特に「お掃除が苦手」という人にとっては、とても骨が折れる大変な作業。
「掃除に苦手意識がある」という人を相手に調査したアンケートでは、掃除が苦手な人は掃除が嫌いな理由として「キレイにしてもどうせすぐ汚れるから」「時間がかかって大変だから」「汚いところを触らなければいけないから」といった意見を挙げることが多かったようです。
コロナ禍で家にいる時間が増えた分、大掃除に対する意識はポジティブなものに変わりつつあります。
最新の意識調査では、「今年は大掃除をやる予定」と答えた人は、例年に比べ増加傾向にあるそうです。
しかし、いざ「大掃除をやるぞ!」と決心しても、実際にやってみると大変なことばかり。
というかそもそも先のアンケートでは、「どんな風にお掃除したらいいのかがわからない」と答えた人も少なくなかったりと、意外とお掃除のやり方について把握できていない方も多いようです。
そこで今回は、大掃除のメインイベントともいえる「トイレのお掃除」にスポットを当て、お掃除のやり方を基礎から、①から、解説いたします!
「お掃除が苦手!」という方も、この記事を読んで実践すれば、きっと効率よく楽しくお掃除ができるはず!
■掃除の基本を知ろう!
と、本格的なお掃除を開始する前に、お掃除の基本について一度学習しておきましょう。
お掃除は効率が命。根詰めて時間をかけ、徹底的にキレイにすることも大事なように感じますが、人間の集中力は長く続きません。
効率を考えずにお掃除をはじめると、はかどらない作業に段々とやる気を削がれ、時間の経過とともに効率は低下します。
こうなると、いつまでもお掃除は終わりません。
お掃除は流れを考え順番を守って行えば、集中力を切らすことなく、余計な体力を消耗せずに快適に終わらすことができるようになります。
というわけで、まずはお掃除の基本的なルールを把握し、そのセオリーを守って作業することを心がけるようにしましょう。
【ルール①】"上から" "奥から"キレイにする
お掃除の基本ルールとして、「上から奥から」というものがあります。
これはホコリ落としやゴミを掃きだす際に役に立つルールです。
たとえばトイレをお掃除するとき、便器やタンクをキレイにしたあとに、天井の換気扇を取り外してお掃除しようとすると、キレイにしたばかりの場所にホコリなどのゴミが落ちてしまうことに。
逆に天井からお掃除を開始すれば、ホコリが落ちたところはどうせ後でお掃除することになるので、二度手間になることなく効率よくお掃除ができます。
また、床をお掃除するときも、手前からキレイにすると、キレイにしたところを歩きながらお掃除をすることになります。
この場合も反対に奥からキレイにしていけば、自分が歩くところはまだお掃除をしていないところで、いずれお掃除することになりますから、とても効率よく作業ができます。
【ルール②】洗剤は"下から上へ"
ホコリ落としは上から下へ行う方が効率が良いと先ほど書きましたが、洗剤を使ってお掃除する場合は、逆に下から上へ向かってお掃除をするのがセオリーです。
洗剤を上から使ってしまうと、時間の経過とともに下方向へ垂れていきます。
垂れた洗剤はシミになったり色落ちを招いたりなどの事故を引き起こしてしまいますので、洗剤を使う場合は、下から上方向へお掃除していくようにしましょう。
下に塗った洗剤を上に塗り伸ばすような感覚でお掃除をしていくと、洗剤が垂れることなく安全にお掃除をすることができます。
【ルール③】洗剤の強度は"弱→強"へ
洗剤を使ってお掃除をする場合、洗剤の効能が弱い物から順番に使うようにしましょう。
お家の中のほとんどの汚れは、界面活性剤などが入った中性洗剤などの弱い洗剤で十分に落とすことが可能です。
逆に業務用の洗剤は効果がすごい代わりに、建具に致命的な傷をつけてしまったり、人の身体にも悪影響があるなど、取り扱いが非常に難しいものばかり。
広い範囲をお掃除する場合は、まず弱い洗剤で一通り汚れを落とした後、少し強い洗剤に替える→落としきれないものはさらに少し強い洗剤で→…といった具合に、徐々に洗剤の効能を強くしていくと、強力な洗剤を使うのはごく少量で済み、無用な事故を避けることができます。
【ルール④】汚れやゴミは1点に集めるつもりで
ホウキで床を掃き清めるとき、ゴミを一点に集めながら掃くのがセオリーですよね。
これは床の掃き掃除だけにとどまらず、お掃除全般に通用するテクニックです。
トイレやお風呂など、お家の中のある一か所をキレイにしようと思ったら、流れを考え、お掃除の始めと終わりを決めておきます。
このとき、終着のお掃除ポイントを意識しつつ、そこに向かってゴミや汚れを集めていくと、自然と効率よく周囲をキレイにすることができるようになります。
■流れを意識してやってみよう!トイレのお掃除
前項で解説したお掃除の基本的なルール4点。
これを意識してやれば、面倒なトイレの大掃除も楽勝に!
おそうじ革命のスタッフは、
- 換気扇のホコリ落とし
- 壁や床のホコリ、黒ずみ落とし
- 収納扉の拭き掃除
- 扉の拭き掃除
- ペーパーホルダーの清掃
- 手洗いボウルの水垢落とし
- 鏡の清掃
- 便器の汚れ落とし
- パイプの磨き上げ
- トイレタンクカバーの磨き上げ、水垢落とし
- 便座の分解清掃
- 便器内部の尿石落とし
- 床の拭き掃除&ワックスがけ
上記の内容のお掃除を、平均1時間程度で完了することができます。
そしてそれは、プロだから可能というわけではありません。
おそうじ革命スタッフは、お掃除の流れを考え優先順位を決めて作業しているので、非常に効率よくトイレの徹底清掃ができるのです。
お掃除が苦手!という方も、これからご説明する流れ通りに作業すれば、圧倒的に短い時間でトイレをピカピカにできますよ!
⓪作業は「汚れの軽いところ→汚れの重いところ」の順番で
トイレは排泄物を流す場所ですので、その他の水回りに比べて不衛生です。
お掃除をするなら、一番汚い便器からいきなり片付けてしまいたいところですが、便器をお掃除した後のゴム手袋では扉などを触るのになんとなく抵抗がありますよね。また、実際触ったら消毒が必要ですので、最初に便器をお掃除してしまうとのちのち色々と不便になります。
なので最初は、換気扇のホコリ落としや扉の拭き掃除など、汚れが比較的軽微なところ→汚れ具合が中程度のところ→汚れが重いところという順番で行っていくのが効率の良い作業の流れになります。
このやり方は、前項でも解説した「洗剤の効能が弱いものから使う」というセオリーにも合致します。
①最初に便器の内部に洗剤をつけおきして
と、先の項で「洗剤の効能が弱い物から使いましょう」と言いましたが、いきなり例外を。
便器の内部だけは、お掃除を始める前に塩酸入りの洗剤をつけおきしておきましょう。
便器の内側に溜まる「尿石」という汚れは、おしっこのミネラルが固まった物。トイレブラシなどでは歯が立たないほど硬いので、洗剤と反応させて落とす必要があります。
が、長い期間を経て層になった尿石は、洗剤をかけて擦る程度では落ちません。そのため、洗剤をある程度の時間つけおきしておく必要があります。
なので、トイレを大掃除しようと思ったら、まずは便器の内部に塩酸入りの洗剤(サンポールなど)を散布し、トイレブラシで伸ばしてまんべんなく塗り、洗剤をつけおきしている間に他の部分をお掃除します。
そうすると、他の作業をしている間に洗剤が汚れと反応し、便器内部をお掃除する頃には尿石が柔らかくなっているという寸法です。
②最初のお掃除は天井や壁回りから
前項で掃除の基本は「上から奥から」と説明しましたが、トイレの場合は天井回りからキレイにするようにしましょう。
トイレの換気扇カバーは手で取り外せるものがほとんどです。いろんなタイプの換気扇カバーがありますが、だいたいのものは下方向にずらすと外れます。
はずしたら、掃除機でホコリを吸いましょう。汚れがひどい場合は中性洗剤と水で洗うと良いでしょう。
換気扇をキレイにしたら、次は天井→壁の順に掃除機でホコリを吸っていきます。光の加減で見えづらいことが多いのですが、トイレの壁には結構ホコリがついています。ブラシ付きのノズルが100円ショップやホームセンターに売られていますので活用しましょう。
③建具関連はまとめて拭き掃除!
天井周辺のお掃除、ホコリ落としが終わったら、次は建具をキレイにしていきましょう。(洗剤はトイレマジックリンなどの中性のものを使います)
トイレの扉や収納棚、ペーパーホルダーなどの建具は、まとめて最初に拭き掃除してしまいましょう。
扉→便器→収納棚→便座→ペーパーホルダー、といった具合に前後を考えずバラバラにやってしまうと、骨が折れるばかりで作業がはかどりません。
ひとつの作業を繰り返す方が集中力が続きますので、同じ道具と洗剤で拭き掃除できる箇所は、このとき一気にやってしまうのがベストです。
④トイレタンクのパイプやボウルは研磨剤で磨こう!ただし…
建具の拭き掃除が終わったら、トイレタンクとボウルをキレイにしましょう。
トイレタンクパイプやボウルは、はねた水が乾いて水垢になっている場合が多いです。
この水垢はメラミンスポンジなどの柔らかいスポンジでは落とすことが難しいので、クレンザーなどを使って研磨し削り落としましょう。
ここで注意が必要なのですが、トイレタンクのパイプはステンレス製のものが多く、タンクのボウルは陶器製がほとんどです。
パイプ磨き用の金属製のタワシでタンクを磨いてしまうと、陶器に黒いスジのような傷がついてしまいます。また、陶器用の硬いスポンジも、ステンレスに疵を残すことがあります。
これらの場所は使うスポンジを間違えないよう、慎重に作業しましょう。
⑤便座は分解できる&便座の裏側はめちゃくちゃ汚れています!
ここまで終わったら、次はいよいよ便座にとりかかります。
便座は便器から取り外すことができます。便座の取り外し方は便座の蓋裏に表記されていることがほとんどですので、手順を確認して取り外しましょう。
また、便座蓋、便座、ウォームレットも分解できるものが多いです。それぞれ取り外すと、組み立てた状態では手が届かないような細かい隙間が露出しますので、お掃除が可能になります。中性洗剤とハンドブラシを使えば、さらに細かい隙間に詰まった汚れもキレイにすることができます。(ウォームレットは故障することがありますので、お掃除の際は電源プラグを抜いてから行うようにしてください。)
ウォシュレットノズルも、手で引き出すことができるタイプや、リモコンについている「お掃除」ボタンを押すと出てくるタイプのものがあります。ウォシュレットに溜まった尿石が嫌なニオイの原因になることもありますので、大掃除の際は見逃さずキレイにしましょう。
また、便座の下部分、便器と接触している、いわゆる"裏側"は汚れていることが非常に多いです。裏返してチェックしましょう。
⑥便器内部は硬いスポンジで豪快に!
ではいよいよ、トイレ掃除の本丸、便器内部のお掃除にとりかかりましょう。
①でも説明しましたが、便器内部はお掃除を始める前に洗剤をあらかじめつけおきしておきます。
尿石の研磨には、酸化アルミニウム含有の陶器用のスポンジがホームセンターで購入できますので、それを使います。
必ずゴム手袋をつけて作業するようにしましょう。
スポンジは目いっぱい力を入れて擦るのではなく、6割くらいの力でゴシゴシと豪快に動かします。
尿石を力で擦り落とすというよりは、洗剤を反応させながら少しずつ削っていくイメージです。一枚層をはがしたところに洗剤を浸透させて柔らかくし、また剥がしていく、という感覚でやるとはかどるでしょう。
あまりにも汚れがひどい場合は、再度洗剤をつけおきして、時間を置いて作業しましょう。
⑦最後は床のお掃除 ゴミと汚れを手前に集める
最後は床のお掃除です。床には、これまでの工程で落としてきたゴミや汚れが積もっています。
これらを洗剤拭きしつつ、手前の方に集めていきましょう。(洗剤はトイレマジックリンなどの中性のものを使います)
拭き掃除が終わったら、一度掃除機を床全体にかけ、ゴミを吸ってしまいます。
汚れが残っているところがあったら、再度洗剤をかけて擦るなどしてお掃除しましょう。
いかがでしたでしょうか?
今日ご紹介した手順は、おそうじ革命スタッフも研修で教わるものです。そして、おそうじ革命の加盟店オーナーのほとんどは、ハウスクリーニング未経験の方。
掃除なんてほとんどやったことがない、という人でも、これらの手順を意識して作業することで、お手洗いの徹底清掃を平均1時間程度で完了することができるようになります。
お掃除に苦手意識のある人も、お掃除の作業手順を決めて行えば、驚くほど早く、確実にお掃除ができるようになります!
ぜひとも今日ご紹介した方法を使って、賢く効率よく大掃除してみてください!