アルカリ電解水で掃除の効率が劇的に変化
アルカリ電解水を掃除に使用すると、掃除の効率を劇的にアップさせられます。
アルカリ電解水は、重曹やセスキ炭酸ソーダに似た性質を持っていますが、より洗浄力が強く、同時に除菌も行えます。
今回は、アルカリ電解水とは何か、アルカリ電解水の利点、重曹やセスキ炭酸ソーダとの違い、使用上の注意などをご紹介いたします。
アルカリ電解水とは水から作られる洗浄液
アルカリ電解水とは、水から作られるアルカリ性の洗浄液です。
家の中にある汚れの多くは、酸性の性質を持っています。
酸性の汚れは、アルカリ性の液体により中和できるため、アルカリ電解水で家の汚れを落とせるのです。
アルカリ電解水の優れている3つポイント
アルカリ電解水の優れているポイントは、下記の3つです。
*安全性が高い
*酸性の汚れに効果的
*除菌もできる
詳しく見ていきましょう。
安全性が高い
アルカリ電解水は、水だけで作られた洗浄液です。
そのため、安全性が高く、小さなお子さまのいるご家庭でも安心して使用できます。
お子さまの食器やベビー用品の洗浄にもお使いいただけます。
酸性の汚れを強力に洗い流す
アルカリ電解水は、pH12~13の強アルカリ性の液体であるため、酸性の汚れを強力に洗い流してくれます。
身の回りにある酸性の汚れには下記が挙げられます。
*キッチンの油汚れ
*手垢や皮脂の汚れ
*経血
*湯垢
アルカリ電解水を用いれば、簡単にこれらの汚れを除去できます。
除菌ができる
アルカリ電解水は、強アルカリ性の液体であるため、除菌効果も期待できます。
アルカリ電解水の除菌効果では、ノロウィルスやサルモネラ菌を除去できます。ただし、食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌の除菌はあまり期待できません。
重曹、セスキ炭酸ソーダとの2つの違い
それでは、アルカリ電解水と、重曹やセスキ炭酸ソーダの違いを見ていきましょう。
アルカリ電解水のほうが洗浄力が強く、除菌もできる
重曹やセスキ炭酸ソーダよりも、アルカリ電解水のほうが、アルカリ性の度合いが高く、洗浄力が強力です。
また、重曹やセスキ炭酸ソーダは除菌効果はありませんが、アルカリ電解水は、強アルカリ性であるため、除菌効果もあります。
アルカリ電解水は2度拭きが必要ない
アルカリ電解水には、2度拭きが必要ないという利点もあります。
アルカリ電解水は、水のみで作られる洗浄液であるため、スプレーをかけた後に放置しても、液が蒸発して何も残りません。
重曹水やセスキ炭酸ソーダ水をスプレーして放置しておくと、重曹やセスキ炭酸ソーダの固体だけ残ってしまうため、2度拭きが必須です。
このように、アルカリ電解水は大変優れた洗浄液ですが、重曹やセスキ炭酸ソーダのように濃度を調節することはできません。また、強アルカリ性であるため、肌に触れると荒れてしまうことがあります。
アルカリ電解水と重曹、セスキ炭酸ソーダは一長一短であります。好みに応じて使い分けることをおすすめします。
アルカリ電解水使用における2つの注意点
アルカリ電解水は洗浄力が強く、便利な掃除アイテムです。
しかし、洗浄力が強い分、使い方を誤ると物を痛めてしまう可能性があります。
アルカリ電解水を使用するうえで知っておくべき2つの注意点を確認しましょう。
革製品やテレビ画面などには使えない
アルカリ電解水を革製品に塗布すると、シミができる場合があります。
また、コーティング加工が施されている製品の洗浄も、アルカリ電解水には向いていません。
テレビの画面やニスで加工された家具、自動車のボディなどにアルカリ電解水を吹きかけると、表面のコーティングが剥がれ、傷んでしまう可能性があります。
そのほかに、銅製品、宝石、貴金属、シルク製のもの、クリアコーティングが施された眼鏡などの洗浄もアルカリ電解水は適していません。
使用する際は必ずゴム手袋を着用する
アルカリ電解水を使用する際は、必ずゴム手袋を着用しましょう。
アルカリ性の液体は、皮膚表面のタンパク質にダメージを与え、肌荒れを引き起こすからです。
また、目や口などに入るのマスクやゴーグルを着用して保護しておくことをおすすめします。
アルカリ電解水を用いた掃除方法
アルカリ電解水を用いた掃除は、基本的に通常の拭き掃除と変わりません。
汚れが気になる場所に吹きかけて、布巾で拭き取るだけです。
布に洗浄液を含ませて、それで拭き掃除を行うのもおすすめです。
なお、頑固な汚れの場合は、洗浄液を吹きかけて5分ほど放置した後に、拭き取ってください。
それでも汚れが落ちない場合は、キッチンペーパーなどでパックをし、洗浄液をしっかり浸透させましょう。
アルカリ電解水で毎日の掃除を楽にしよう
アルカリ電解水は、洗浄と除菌が同時に行える便利な掃除アイテムです。
洗浄力が強い分、肌荒れのリスクが高いため、ゴム手袋でしっかり手を保護して使用しましょう。
毎日の掃除の手間を減らしたい方は、ぜひアルカリ電解水を活用してみてください。