押入れがカビてしまったときの対処方法
お掃除をするうえで、油汚れなどは「使っているから仕方ない」と思えますが、カビに関しては「あれだけ掃除をしたのに、まだ生えてくるの?」とゲンナリすることもあります。
特に物を収納している押入れにカビが生えているのを見つけてしまうと、何とも言えない疲労感に襲われてしまう人もいるのではないでしょうか?
押入れに生えてしまったカビの除去方法と対策について紹介していきます。
面倒でも押入れに収納しているものは全て出す
押入れのカビを除去するには、まず押入れに収納しているものを全て取り出すところから始めましょう。
カビが好む環境は、湿気が多く日当たりが悪い場所です。
空気が流動しやすくなるとカビも繁殖しにくいので、まずは押入れにしまっている物を全て取り出して、空気が動く場所を作ってあげます。
それが終わったら、掃除機などでホコリなどを取り除いていきましょう。
カビを除去するために準備するもの
カビを除去するために必要な物は、カビの程度によって違ってきます。
軽くカビが生えている程度ならば、濡れた雑巾で拭くだけで取り除くことができます。
しつこいカビを除去するには漂白剤を使用するか、消毒液を使用します。
押入れの多くはベニヤ板で作られていることが多いので、漂白剤だと板の色が変色する恐れがありますが、カビの色まで落とせます。
消毒液の場合はカビの色を落とすことはできませんが、変色の心配なく気軽に使うことができます。
目的に応じて使い分けをしてください。
カビの除去方法
準備を終えたらカビの除去にとりかかりましょう。
消毒液を使用する場合、消毒液をカビが生えている部分に直接吹きかけます。
そして、軽く絞った雑巾などで拭いて、そのまましっかりと乾燥させます。
漂白剤を使用するときは、水で薄めて雑巾などに洗剤をつけてから、カビが生えている部分を拭いていきます。
その後はカビの色が薄くなるのを待って、軽く絞った雑巾などで水拭きしていき、しっかりと乾燥させます。
この際は、換気を行なうのを忘れずにしてください。
漂白剤の多くは塩素系の薬品が使われているので、換気を行なわないと気分が悪くなるなど症状が出ることがあります。
どちらの方法をとるにしても、しっかりと乾燥させることが重要です。
なぜなら、水分が残っていると、カビを増殖させてしまうからです。
それでもカビが残っている場合は、紙ヤスリなどで削っていくか、板をまるごと取り替える必要がでてきます。
押入れのカビ対策には
カビを取り除いたら、カビ対策をしっかりとしておきましょう。
ホームセンターなどで湿気除去シートが購入できますのでぜひ活用していきましょう。
また押入れの湿気は下段にたまりやすい傾向がありますので、湿気除去グッズを使うときは押入れの下段に設置することをオススメします。
ただし、カビが生えているところに湿気除去シートを貼り付けてしまうと、カビの絶好の繁殖環境となってしまいますので、湿気除去シートを貼り付ける前に必ずカビ取りをしておきましょう。
また通気を確保するために、床上にすのこを置くのも有効です。
上段への収納は8割程度にとどめて、空間にゆとりを作っておくと押入れの中の通気が確保しやすく、カビが生えにくくなります。
これらの対策をしたうえで、年に2回はカビが生えていないか確認しましょう。
確認方法は、壁面にカビが生えていないか、収納しているものからカビ臭さを感じないかなどがチェックポイントになります。
押し入れのカビに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。