ちょっと待って! トイレの節水を間違えると大変なことに
節約を考えたとき、トイレの節水を思い浮かべる人は多いと思います。
正しく節水をすれば大きな節約になるのですが、節水法を間違えるとトイレのトラブルにも繋がるので大変です。
今回はトイレの節水の際に注意すべき点を紹介します。
トイレの使用水量を知ろう
トイレの水は思いのほか多く流れてしまうものです。
大のレバーでは1回につきおよそ8L、小でも6L消費しています。
ちなみに人間が1日にトイレに行く回数はおよそ8回。
うち1回を大便と考えた時、人1人が1日にトイレで使う水の量は50Lということになります。
そして家族の人数が増えれば、当然それだけ水の使用量は多くなるものです。
3人家族が1日中家の中にいた場合、トイレだけで150Lの水が使われます。
間違った節水法とは
トイレの節水方法としていろいろなメディアで紹介されている、タンクに水の入ったペットボトルを入れるというものがあります。
確かにペットボトルの分だけタンクの水量が減るので、流した時の水量が減って節水にはなります。
しかしながら、適正な水量が減るのでトイレのつまりの原因にもなるのです。
頻繁に詰まるようになったり詰まりが取れない場合には修理が必要になったりしてしまいます。
タンク内部の部品に負荷がかかって故障しやすくなったり、機能がうまく働かずに水が流れっぱなしになったりする可能性もあり、かえってお金が必要になることもあり得るので注意しましょう。
正しい節水法を知れば安心
故障の可能性のある節水を止めて、すぐできる方法を試してみましょう。
・「大」と「小」を使い分ける
普段、なにげなくトイレの水を流している人がほとんどでしょう。
大でも小でも、レバーは同じ「大」で流していませんか?
毎回一度に8Lもの水を流してしまうのは非常に勿体ない行為です。
今日から小の時は小のレバーで流すようにしましょう。
これだけでもかなり違ってくるはずです。
・レバーを引いている時だけ流れる工夫
普通にレバーを引くとタンク内の水が空になるまで流れ続けますが、「ウォーターセーバー」という節水グッズを使えばレバーを引いている間だけ水が流れるようになります。
古いタイプのトイレにも新しいトイレにも使えますが注意が必要です。
ウォーターセーバーを使うと小の場合なら節水になりますが、大の場合は長くレバーを引いて通常の水量を流さなくてはなりません。
大のときに流す水の量が足りないと、ペットボトル使用時と同じような原理で故障してしまう可能性があります。
「ウォーターセーバー」をとりつけるなら大の時は意識して長めにレバーを引いて水量を十分流しましょう。
・子供同士なら続けて用を足して1度に流す
大人はお勧めできませんが、小さなお子さんが複数いる家庭ではトイレトレーニングの時、またはコミュニケーションとして順番に小のトイレをすませて1度に流すという裏技もあります。
最新式トイレにしてみる
節水をすることは大切ですが、節水しようと試みて余計な出費が出ては元も子もありません。
ペットボトルなどをいれるよりも、排水時の水の噴出力の高いトイレに置き換えた方が長い目で見た時にお得である場合もあります。
この他にも、トイレタンクのないトイレもあり、節水効果が期待できます。
今回紹介した節水方法ともども、検討してみてはいかがでしょうか。