フローリングの剥離作業
今回の作業は戸建て住宅にお住まいのお客様からのご依頼でフローリングの剥離でした。
「剥離」というのは文字どり剥がすという意味ですが、今回の場合はフローリング(木質系床材)から以前に塗られた古いワックスを剥がすということです。
前回ワックスを塗ってから結構経っておりそのワックスが黒ずんだり部分的に剥がれているので全面的に剥がしてワックスを塗り直して欲しいとのことでした。
使うのはアルカリ性の剥離剤、古いワックスを擦って落とすための何種類かのパッド、タオル、擦り落としたワックスや剥離剤を回収するためのヘラとチリトリなどです。
作業の手順ですが、まず部屋を半分に分けて移動できる家具を片方のスペースに移動させます。
空いたスペースから作業をします。最初に巾木の上も含め全体に掃除機をかけます。
次に巾木などをテープで養生します。
そしていよいよ剥離作業の開始です。希釈した剥離剤を床にかけて剥離剤がワックスに浸透するまで置いてからパッドで擦ります。ほとんど簡単にワックスが剥がれますが部分的にワックスが厚く残っているところは時間をかけて固めのパッドで擦ります。
こうして半分のスペースの古いワックスがきれいになくなるとベタつきがなくなるまで水拭きし最後に乾拭きしてワックスを塗って仕上げます。
片方のスペースのワックスが乾いたらもう半分のスペースの家具を終わったスペースに動かして以上の作業を繰り返すわけです。
結構手間も時間もかかりますが床をきれいにすると部屋全体が明るくなるので床の剥離とワックス塗布はオススメです。
画像の左半分は作業前、右半分はワックス塗布後です。