キッチンのシンク磨き
今回の作業はキッチンのお掃除でした。築20年くらいのお宅でお客様がとくに気にされていたのは真紅のくすみでした。今回作業前にお写真は撮っていないのでお見せできませんが確かにいろいろな汚れが素材に染み込んで本来の輝きが失われています。いつものように道具と各種洗剤を準備して早速作業開始です。
まずアルカリ洗剤をかけて硬めのパッドで擦ります。これは固まった油汚れを撮るためです。次にこびりついた水垢を取るために酸性洗剤をかけて同じようにパッドで擦ります。これで大体に汚れは落ちましたが積年の汚れが染み付いており全体はくすんだままですので次に業務用の研磨剤(クレンザー)で全体を磨きます。これは汚れを落とすというよりは素材を傷つけることなく汚れごと表面を薄く削るという感じです。例えていうなら古くなった桐たんすにかんなをかける感じでしょうか。最初にシンク全体を水で濡らし研磨剤を塗り込みひたすら手で擦ります。この時パッドなどは使わず直接手指で力を入れて擦ります。擦っていると真紅の表面が削れて研磨剤が黒っぽくなっていきます。全体をこすり終えて一旦水で流してどれくらいくすみが取れたかみてみます。所々くすみが残っていますので再度研磨剤をつけてこすります。これを何度か繰り返し最後は耐水ペーパー(耐水性の紙やすり)で仕上げます。