シンク磨きです。

今回の作業はキッチンの清掃でした。お客様が特に気にされていたのはシンクの汚れでした。見出しの写真は作業後のものですが、作業前は水アカやら他の汚れやらで黒っぽくくすんだような感じでした。「きれいになるでしょうか？」と心配そうなお客様に「大丈夫です！」と力強く答えて作業開始です。

まず水アカがひどく付いている水栓金具の周りなどは酸性洗剤をかけてヘラで傷つけないようにつついたりパッドで擦って落とします。ただ基本的に酸性洗剤は金属に触れると変色させてしまうので手早くやって水垢が無くなったらすぐに水で流すようにします。水栓金具は洗剤をかけてパッドで擦って乾いたウエスで拭きあげるとピカピカになりました。いよいよシンクの内部にかかります。比較的単純な作業ですが最初にシンク全体に水をかけてその後業務用のクレンザーを塗りひたすら手で擦るようにします。直に手で擦ると言うのがコツでパッドなどを使って擦ってもうまく汚れは取れません。確かに単純な作業ではありますが力を入れてシンク全体を擦るわけなのでそれなりに疲れます。擦っているとクレンザーが徐々にクリーム色から黒っぽい色に変わってきます。これは汚れとともにシンクの表面自体をクレンザーで削っているからです。例えて言えば古くなって変色した木の板に薄く鉋（かんな）をかけて表面を木の本来のいろに戻すような感じでしょうか。一通りクレンザーで擦りおえたら水で流してウエスで拭きます。見るといくらか汚れが残っていましたので再度汚れの上にクレンザーを塗って先ほど同様手で擦ります。これを何度か繰り返してシンクもピカピカになりました。