今日もお風呂の掃除です。
今日の作業は浴室の清掃でした。ハウスクリーニングというのはエアコンの掃除を始め色々なメニューがあるわけですが、浴室の清掃ほど作業者によって結果に違いの出る清掃箇所はないと思います。例えばエアコン清掃であればエアコンの分解と組み立てさえできれば清掃自体のできは作業者によって大きく変わるということはあまり考えられないのですが、浴室の清掃となると全くそうではありません。それは、どこまで綺麗にするのかという意識の差と汚れを取り去るための知識と技術の違いが作業者によって明らかに作業後に結果となって現れるからだと思います。
浴室というのはお住まいの中でも水(お湯)を流して使うという特殊な場所であるために汚れに種類もカビ、水アカ、石鹸カス、皮脂汚れというように多岐に渡ります。しかもそれぞれの汚れの性質がそれぞれ異なるので落とし方、つまり使う洗剤や道具も異なります。汚れに対する知識が不十分だと洗剤や道具の選び方も不適切ということにもなりかねません。また汚れを徹底して落とそうという気持ちがなければ結果としてお客様の期待に応えることができません。もう何年も前になりますが先輩からは「浴室清掃の時はのぞき魔になれ」と教わりました。どういうことかというと屈み込んだり覗き込んだりして通常の目線では見えないものまでチェックして完璧に汚れをとれ、ということです。浴室清掃の後でお客様が本当に念入りにチェックをするのはご自身がお風呂に入った時だと思います。いろいろご覧になって「ああこんなところまで綺麗にしてくれたんだ」と思っていただけるか「なんだここ綺麗になっていないじゃない」と思われるのかは作業者によってはっきり分かれると思います。
見出しの写真は浴室の壁の清掃の途中のものです。壁が石鹸カスと水垢で分厚く覆われておりステンレスのヘラでそれを削り取ったところです。この後は仕上げとしてアルカリ洗剤トパッドで残った汚れを擦り落とします。上記の画像はDOAの下の空気が出入りするところを掃除したものです。埃がびっしり詰まっており水を流しながら細いヘラやブラシを使って水アカで固まった埃を書き出します。