お風呂場のお掃除

九月に入って台風が続けて来ました。関東地方でもその台風が直撃しないまでも連日雨が降っています。雨が多い→うちの中が湿っぽくなる→カビが生えやすくなる、ということでこういう季節は水回りを中心としたハウスクリーニングのご注文を結構いただきます。今日の作業はマンションにお住まいのお客様からで浴室の清掃でした。浴室というのは水を流すことを前提に作られているわけでそのために使っていくうちに付着する汚れも多岐に渡りますしそれぞれの汚れはとても頑固です。まずカビですが、これはかべに生えたり壁の四隅やドアのパッキンに多くみられます。特にパッキンに生えたカビはパッキン内部に根付き色素が染み込んだようになると完璧に落とすことは難しくなるので早めの掃除が必要です。次に石鹸カスですが、これも普通にブラシなどで擦ってもなかなか取れません。最初にステンレス製のヘラであらかた削り落としてからアルカリ性の洗剤をかけてパッドで擦って落とします。あとは水垢は酸性洗剤をかけてパッドで擦り落とします。最後に皮脂汚れですが、これも床が白かったりすると大変に目立つ上になかなか落ちません。基本的にアルカリ性の洗剤をかけてステンレスブラシで擦りますが、床や壁の場合、汚れが単体で存在するのではなく石鹸かすや皮脂汚れに水垢の汚れが混ざっているケースがほとんどなのでアルカリ性の洗剤と酸性洗剤を交互に使ってブラシで擦って落とします。今回の現場ですが、特にエプロンカバーの内部が気になるとのことでしたので料金は別途になりますがバスタブの横についているエプロンカバーを外して中を洗いました。エプロンカバーって？という方にご説明しますと特にマンションの浴室に多いのですがバスタブにはったお湯を冷めにくくするように周りに空気の層をつくるため浴槽の周りはカバーを外すと空洞になっているわけです。ただしこの空洞が汚れが溜まったりその汚れにカビが生えたりする格好の環境でもあるのです。主にアルカリ性の洗剤を使い手の届く範囲でブラシやパッドで擦り手の届かないところや手の入らないところは高圧洗浄機を使って汚れを飛ばし洗い流します。