サイドファン付きのエアコン

最近特に増えてきたのがサイドファンつきのエアコンの掃除です。文字通り左右にファンがついているのでその分外すパーツも増えて構造が複雑なので普通のお掃除機能付きのエアコンと比べて時間も手間もかかります。そのため普通のお掃除機能付きのエアコンよりもいくらか料金も高めにしたいところですが同じ代金でやらせていただいております。今回もそんなサイドファン付きの富士通のエアコンでした。まず前カバーを外しフィルターやダストボックスを外しルーバーという風向を変える板を外します。ここまでは普通のお掃除ロボット付きのエアコンの分解と一緒です。それからいよいよサイドファンの取り外しにかかります。と言っても特に難しいことはなく配線を外して引っかかっている爪を外すだけですが、ただコツがあるので意外と時間がかかったりします。あとはお掃除ロボットを外すわけですがやはりサイドファンがついているのでその分電気の線がやたらとつながっていて一つ一つ抜いていきます。お掃除ロボットも外れていよいよ洗浄にかかるわけですが、最初に外したサイドファンを分解して洗ってしまいます。カバーが幾重にもなっていてマトリョーシカのようです。最終的にファンを外してびっしり詰まった埃を落としてカバーと一緒に洗います。水をかけて洗えない電気部品は埃を落として拭きます。最終的に吹き上げて組み立てるわけですが、厄介なのは手順通りに組み立てないと元どおりにならないこととファンのモーターがケースのなかで非常に外れやすいので外れたまま組み立ててしまうと最終的にサイドファンが動かなくなってしまい組み直さなくてはいけなくなってしまいます。こうしてサイドファンが終わればあとはいつものようにパーツや本体を洗っていきます。アルミフィンという熱交換器や空気の吹き出し口やその奥のシロッコファンに洗剤をかけて高圧洗浄機で洗い流すと水がカビで真っ黒になって落ちてきます。最後はパーツを拭き上げて組み立てるわけですが、普通のお掃除ロボット付きのエアコンよりも電気の線が多くて複雑でサイドファンをはめ込むのにコツがあるので些か時間はかかります。すべてが終わりエアコンからはきれいな空気が出てきました。最後にお客様のお子様から嬉しいプレゼントをいただきました。