給気口!です
給気口ってなんだかわかりますか?最近のマンションには大抵ついていますが、24時間換気のために各お部屋の壁にある丸や四角のパーツです。一応建築基準法にも設置が義務付けられているそうで外の空気をお部屋に取り入れるためのものです。最近の建物は昔の家屋と違って気密性が大変高いのでこの給気口を開けていないと空気がほとんど入ってこないことになります。たいていのお宅は給気口を閉じていてそういったお家は玄関を開けるときドアがかなり重くて開くのに苦労します。もちろん窓を絶えず開けておけば良いのですが防犯上の問題もあるし四六時中窓を開けっ放しというわけにはいきません。ただこの給気口、開けていると新鮮な空気だけをお部屋にもたらしてくれれば良いのですがそうはいかず排気ガスやら春先には花粉などもお部屋に流れ込んでくることになります。当然花粉症の方は春先はお部屋にいても花粉の影響を受けますし何と言っても排気ガスのためお部屋が汚れます。お部屋の壁は大抵白かベージュの様な淡い色が多いと思いますが、給気口の周りだけ黒ずんできます。お客様からもよく「給気口やその周りのお手入れはどうしたら良いですか?」というご質問をいただきますが、まずやって頂きたいことは給気口の中にフィルターが入っているのでマメに交換するということです。換えのフィルターはメーカーから取り寄せることができると思います。ほとんどの場合、給気口周りが汚れているお宅はフィルターの交換がされていません。フィルターが埃や排気ガスの煤を極限まで吸い込んでしまっていてそれらが外からの空気で押し出されて給気口内部やさらにはお部屋の中を汚す様になるわけです。このフィルターを交換するにはまず給気口のふたを開けるわけです。メーカーなどによって開け方は異なりますが、ふたを全開にしてそのまま手前に引くか開いた状態で上に持ち上げるか開いてから斜めに傾けて引くかのいずれかだと思います。何れにせよ給気口は大変デリケートなので慎重にやってください。フィルター交換の後は洗剤をかけて内部の汚れを拭き取るわけですが、奥行きがあって棒状の器具を使わないと奥まで手が届きませんし手前の蓋を受けるパーツも形が複雑で服にになかなか厄介です。写真は内部の汚れの拭き取りの途中です。最初は全体が真っ黒い煤で覆われていました。