床の汚れもプロの力で！

今回の作業は賃貸マンションの空室清掃です。空室に限ったことではありませんが、クリーニングをするお部屋の汚れ具合や汚れの度合いなどはさまざまです。これは住んでいる（いた）方のふだんのお部屋の掃除の頻度やどんな汚れを気にしている（いた）かによるものと思います。例えば浴室で言えば、カビに対してはかなり気にしていても水アカや石鹸カスの汚れには割と無頓着なお宅では、普段からカビキラーなどを使ってカビを落としているものの水アカや石鹸カスによる汚れは結構付いているということになります。

今回の現場ではキッチンの床の汚れが最も目立ちました。写真は、半分は作業前でもう半分は清掃後の状態です。床の素材は一見本物の木のように見えますが、塩ビ製のフローリング調の材料を使っています。汚れの種類ですが、調理の際の油や洗い物の汚水が跳ねて床を汚したというよりも足の裏の汚れが長年にわたって床に移ったと考えた方が良さそうです。今回の清掃のやり方ですが、油汚れの一種ですのでまず洗剤はアルカリ性の少々強めのものを使いました。道具はステンレスブラシというものとステンレスクリーナーと呼ばれるものを使いました。今回気を使ったのは、素材の表面が木を模しているため細かく凹凸が付いていて凹みの中に汚れが入り込んでいるのとあくまでも塩ビなので擦りすぎて傷つけないようのすることでした。洗剤を吹き付けたのち洗剤と汚れがなじむようにステンレスブラシやステンレスクリーナーで軽く円を描くように汚れが無くなるまで擦りました。さらに洗剤が残らないように綺麗になった後は丹念にウエスで拭き取ります。時間はかかりましたが、お客様にも喜んでいただけたと思います。